メロメロデビューとなった西武・菊池雄星投手が、早くも窮地に立たされた。
雄星は9日、教育リーグ・巨人戦(西武ドーム)の先発マウンドに上がり、
プロ初登板を果たしたが、2回を投げ3安打、3四球で3失点。
結果以上に内容が悪く、小野和義2軍投手コーチは、
「もう少しできる子かと思った。打たれるならまだしも、四球で崩れるのは一番最悪のパターン。
もっとガンガンいかないといけないのに“これくらいで十分でしょ”という感覚だと思う。
変な意味でいえば、プロ野球をナメてるところがある」と巨人打線以上の痛打を浴びせた。
セットポジションでの投球になると、直球が130キロ前半と球威がガクンと落ち、制球も定まらない。
2回に初めて走者を背負った場面で、セットを制止せずボークと判定されたことに、
小野コーチは「しっかりセットをとめていきなさいと言っているのに、いきなりボークを取られるし、
球がどうのこうの以前の問題。そういうことをキッチリして、1つ1つクリアしていかなければ、
絶対上(1軍)には推薦しない」と語気を強めた。
内容がよければ、次回登板のチャンスも用意されていた。
しかし、小野コーチは「全然未定。先発は今日の四球を3つ出した時点でさせられない。
ああいう結果で投げさせるような甘さは、プロ野球にはない。他の投手もいるわけだから。
1回の失敗が命取りになる」と大きく遠のいてしまった格好だ。
雄星は「調子は悪くないですけど、走者を出してから(セットポジション)の投球に尽きると思う。
久々のセットで、不安に思っていたところ、その通りになった」とショックの色はありあり。
キャンプではフォーム固めに試行錯誤したため、セットでの投球練習をほとんどできず、
5日のシート打撃でも、試す余裕はなかった。
それでも雄星は「悔しい気持ちも半分あるけど、納得できる部分もあった。
次につながると思う。やってきたことが少しずつ形になっている。
着実にステップアップしている」と手応えをつかんだようで、首脳陣とはかなりの温度差がある。
自身もドラフト1位で入団し、高卒1年目から活躍した小野コーチは
「そんなところで甘やかしたらダメ。同じ失敗をするなら“もう使えませんよ”となる。
このままズルズルいったら、あの子のためにならない」とあえて厳しい親心をみせた。
これではキャンプでいったい何をやってきたんだとなりかねないが、
クリアするべき課題は山積。急がば回れでゼロからじっくりやり直し、
首脳陣の信頼を得て次の登板機会を勝ち取っていくしかない。
(PEN NAME トリプルクラウン)





